ということで、いきなり大正ロマン調(かなり強引)のタイトル画像で始まった、今月の「程よく月刊リアドライブ」。

今月のお題は『南後連レース部決起集会 兼 江戸川花火大会!!』

毎年だいたい8月初めに江戸川の河川敷で開催される「江戸川花火大会」は、不名誉顧問・元にひらゆきおが、
「ライフワークだ!」
と言い切る年中行事なのである。
#ちなみに「シール屋」は仕事、「ジムカーナ」は遊び、「レース」は目下本業。(^^ゞ

さてこの「江戸川花火大会」。
打上げ数だけで見ると1万4千発と、中堅どころの花火大会なのだが、驚くべき数字がひとつある。

観客動員数 : 139万人(!!)

ちなみにあの隅田川花火大会はほんの(^^ゞ95万人である。
この日江戸川河川敷に集まる人数で、軽く政令指定都市の一丁上がりっつーとんでもない数字だ。
ということで、花火をベスト・ポジションで見るための、『場所取り』のバトルも尋常じゃないのであった。
このバトルを勝ちぬく情熱こそが、不名誉顧問をして「ライフワークだ!」と言わしめる根拠なのである。

場所取りバトルは、花火大会開催1週間以上前から開始される。
いまだ正確な打上げ会場も、観覧できる場所も確定していない段階から『青田買い』が始まるのだ。
職人技に近いロープワークで区画を割る者、ブルーシートをペグで固定していく者。
すずらんテープを軽く止めて行く・・・・なんてのは素人の技で、人によっては目印にモニュメントのようなものをこしらえたり、
中には「4代目 ●●組」などというまがまがしい看板を立てて、無言の威圧をかもし出しているところすらある(笑)。
なにしろ、不名誉顧問に言わせれば、

ライバルは139万人!

なのである(笑)。
とうぜん後掻連合は、「あの」紋章を貼り付けてくるのである(爆)。

ところが青田買いはしょせん青田買い。
正式に打上げ会場と観覧席エリアの区画割が決定された段階で、ご破算(^^ゞ やりなおしなのである。
そして今年の不名誉顧問は、不覚にも出遅れてしまった・・・・・・
悔しがる不名誉顧問。

・・・・・といっても、前からほんの30メートルくらい後ろなだけなんだけどね(笑)

花火打上げの筒がずら〜〜〜〜〜っと並んでいるのが目の前に見えるこの場所に、
なんと40畳分という広大なスペースを確保した。

なんという情熱・・・・・。

そして迎えた当日。
「先んずれば機を制す」
普段は「まぁどうにかなるわな」、どうにかならなかったら「どうにかする」が主義の後掻連の面々も、
15時過ぎには全員集合。

駐車場から延々歩いて重行荷物を運び込む。
慣熟歩行で鍛えられた成果を今こそ見せ・・・・・・・るはずはなく、いい歳したメンバーはすでにヘトヘトである。
普段から外で長時間過ごすことの多い我々は、基本装備はカンペキだ。
しかし妥協を許さない不名誉顧問にいたっては、花火大会への荷物搬入のために、
オフロードを走ることを想定して車輪直径の大きい台車を求めて買い換えるという。

これぞライフワーク。

ま・・・・仕事に使えるからいいけどね(笑)

さて、ブルーシートを広げ、テントを2張り広げて設営を完了すると、すぐにクーラーボックスを開けて・・・・・

かんぱ〜い。

これから19時過ぎの打上まで、ひたすら宴会が続くのである。

やがて酔いもまわり・・・・怪しくなってくる(笑)。


獲物を探して徘徊し始める不名誉顧問(右上)
 


獲物(タナカちゃん)に襲いかかる!!


しかしすでに酔っ払って足元がおぼつかず、
敢え無く逆襲を食らう不名誉顧問(笑)

ちなみにこの写真の向こうが打上げ会場。
 

途中、軽く夕立があったりしたけど、テントもあるのでノープロブレム。

で、だんだん暗くなってくるにつれ、人の集まりも本格化。
打上げ会場のほぼ先頭にいる我々から後ろを振り返ると、こういう光景が見られます。

 

えー・・・・

写真だとよく分からないけど・・・・映っているのは全部「人」じゃ(笑)。
河川敷を埋め尽くす人・人・人。
そして土手までじゅうたんを敷いたかのように人・人・人。
これが見渡す限りの河川敷に続いております。

139万人という数字は決して大げさでも嘘でもない・・・・ということが、一目でわかる瞬間なのだ。
Grayの10万人ライブなんて目じゃないな(^^ゞ
幕張じゃ139万人は収まるめぇ。
 

なにゆえこんなにこの花火大会は人気があるのか・・・・・
それは打ちあがってみればすぐにわかるのであった。

打上げ予定時間の19時過ぎ。
MCのオネーちゃんのアナウンスが響き渡る。
続いて町長だか区長だかの挨拶が二人ほど続くのだが、河川敷のほとんどは酔っ払い状態であるから、
「皆さんこんばんわー」にはキチンと
「こぉーんばぁーんわぁー!」
と元気よくお返事はするものの、誰も聞いちゃいないのである(笑)。

そしていよいよ打ち上げ時間。

MCのオネーちゃんが「一緒にカウントダウン!」と盛り上げる。

10! 9! 8! 7!・・・・・

3! 

2!

1!

最初の5秒間で1000発打ちあがる迫力は、マジぶったまげた(@_@)
 

もうここから1時間半は、Webでなんぞ伝えられるわけねーだろが!
つーか伝えてやんない(笑)
 

ところで、打上げ会場のすぐ前・・・・という位置がどれくらい近いかというと、
普通に足を投げ出して手をついてみようとしても、
首を思いきり上に曲げないと花火が見られないくらいの距離・・・・である。

するってーと首が痛くてたまらないので、結局寝っ転がって見るのが一番ベスト
そんな距離である。

花火の写真を見よ。これ、サイズ調整はしてるけどトリミングはしてない。
コンパクトカメラのデジカメで普通に写して、この大きさに映る・・・・
・・・というのは、知ってる人ならすぐ分かるけどすごいことなのだ。
 

あまりに近すぎるので、花火によっては燃え尽きずに落ちてくる(^^ゞ
それもまたよし。

でもって、あまりに近いので、普通に座って見ていても、その迫力でひっくり返ってしまうのだ(マジで)。

便秘の人もこの振動でお通じ回復すること間違いなし。

かくして、
『南後連レース部決起集会 兼 江戸川花火大会!!』
は幕を閉じたのであった。
 
 
 
 

あれ?
 
 
 
 

いつ『決起集会』ってやったの?